トーレンス TD124 塗装とアッセンブリー編
ベース塗装
一液ウレタンを塗装しながら#1500までぺーパーをかけ、最後はウエスで磨いてフィニッシュします。
小パーツを塗る
トーンアームなどの小パーツをエアブラシで吹いているところ。クレオスの0.5トリガー式
いいですね。昔、オリンポス使ってたなあ、ヤング88とか。
色は、Mr.カラーのセミグロスブラックです。
使用したのはGSIクレオスのMr.カラーとタミヤのエナメル塗料など。
ビン入りのサーフェイサーはとても便利ですね。
水準器を塗る
ダークグレイでスミ入れ。黒は濃すぎてよくありませんでした。
裏からクリアーイエローを軽く吹いて、ホワイトで押える。水準器っぽくなってきました。
本体を塗る
色は実物見てないので、トヨタ2000GTの色にしてみることに。
昔、「007は二度死ぬ」で若林映子の愛機が2000GTのオープンだったんです。
それ以来2000GTが好きで。そういう思い入れがあると塗装作業も進みます。
塗り上がってみると、色もそんなに遠くない感じでした。
Mr.カラーのグランプリホワイトにクリアーオレンジを少量混ぜたペガサスホワイト。2000GTの色。子供の頃作ったのを思い出します。2回目以降はさらにクリヤーオレンジを混ぜて調整しました。計4回吹いて軽く研いで、ガイアノーツのクリアーを4回吹きました。
ラッカークリアー塗装も久しぶりだったのでメーカーによって硬度が違うのをすっかり忘れてました。
子供の頃はソフト99のクリアーが好きだったなー。ガイアノーツの傾向はわかったので今度は、フィニッシャーズのオートクリアーを使ってみようかな。かなり硬くていいらしいですから。
なるべくエッジを避けて#3000のペーパーで研磨し、コンパウンドでフィニッシュします。
なんか1/43のカーモデル作ってるみたい。ここまでくるとようやく完成しそうな気になってきます。
アッセンブリー
カートリッジ以外の全パーツ。
トーンアーム組み立て
アームヒンジ。アームが中を通ります。スイングはしません。
今、ビス留めしている黒いアームベースはややオーバースケールです。このM1のビスが使いたかったから少し直径を大きくしました。まあ、ディフォルメということで。
黒檀ベースの裏からM2ビスで。ほとんどのパーツはビスで組み立てるようにします。
そうすれば、塗装にキズをつけるなどのトラブルを防げます。このトーレンスの組み立てに接着剤は必要ありません。
アームレストの組み立て。接着剤は使ってません。圧入できるように作ってあります。
あとで角度の調整も簡単。
トーンアームの組み立て終了。
本体組み立て
プラッターはアルミの削り出し。サイドにヘアーラインを入れてから腐食防止のクリアーを吹いてます。センター部分はMr.メタルカラーで磨いてあります。1個だけしか作らないのでアルマイト処理はしませんでした。
ターンテーブルマットとプラッターは、両面テープで組み立てるので、0.1ミリのくぼみを彫ってあります。センター付近の4箇所と1周ミゾが周っています。これで不自然な浮きを防げます。
ベースと本体をビス留め。
アクリル製のターンテーブルマットは、セミグロスブラックを数回塗装してゴムっぽく。
中心にあるセンタースピンドルは1.2ミリのステンレス。1.2ミリのステンレス線なんて近所のホームセンターなんかには売ってない。アマゾンとかだと高いし、たくさん欲しくはありません。そんなとき便利なのがステンレス製のクギ。これをカットして先端を丸め、研磨して取り付ける。太さ、長さ、数種類買っておくとプラモ作る時など重宝します。
SPU
ボディは黒ABS樹脂をそのまま磨きあげた。
指かけは脱脂して2液エポキシ接着剤で2本の虫ピンを打ち込んでしっかり接着する。
はみ出した接着剤をすべて拭き取っておく。
トーンアームに圧入して完成。