SL1200mk5用アームベースキット
ターンテーブルを自作したいというベテランの友達からテクニクスのSL1200mk5のトーンアームを市販品のように使えるベースキットを作ってほしいという依頼がありました。
DJ用として市販していたテクニクスの補修パーツも供給が停止されてしまったのですが、ハードオフなどで故障しているジャンク品のSL1200はトーンアームが生きている場合が多く、数千円で売ってたりするのでアームだけとりはずして使うと言うのです。
SL1200MK5のアームは、専用の高さ調整可能なベースはなかなか手に入らないし、そのベースは他のプレーヤーには使いづらいのです。普通のトーンアームとして使えるようにキット構成を考えました。
①コストのかかるアームリフターとインサイドフォースキャンセラーはなしで昔のアームのようにする。(依頼者のご希望で)
②普通のアームベースで高さ調整できるように。
③信号線のジョイントを工夫して自作しやすいようにソケットで着脱。
④アームベースの3箇所のネジはオルトフォンの現行品ショートアームと同じネジ位置にして差し替えられるように。(これも依頼者のご希望でした)
キット一式です。
シャフトとプレートは3点でビス留めされています。プレートはアルミを削りだして仕上げ、サンドブラストを打って、アルマイト処理しました。
リード線を通したらM3ビスで留めます。
端子裏にリード線をハンダ付けして、シャフトにビス留めすると、金属部品はアースに繋がります。端子板の表は刻印して5色ラッカーを流していますので、この後の接続に便利です。付属のソケットを使えば取り外しが簡単です。
あっという間に組み立て完了です。
キットの購入はシルバーハートの商品ページからお願いします。